一般的に、矯正治療は歯を抜いて行う治療です。矯正は、歯並びのどこかにスペースを作り、デコボコの歯を一列に並べたり、出っ張った歯を綺麗に並べます。その作業をするために、大部分の方が歯を抜きスペースを作っています。歯を抜かなくても矯正治療ができる場合・歯を抜きたくない場合も矯正治療ができることがあります。
■歯を抜かなくても矯正治療ができる場合
典型的な場合なのが、すきっ歯です。歯の隙間が空いているので、抜く必要がありません。
■歯を抜きたくない場合
・歯を削る方法
歯はコーティングがされていて、その少しの部分なら削っても問題ありません。全体の歯を少しづつ削っていき、歯並びを整える方法です。
・前歯を前に出す方法
スペースを作るために、前歯を前に出し、スペースを作る方法です。日本人の骨格の問題で、ほとんどの方がNGです。
・奥歯を奥にずらす方法
奥歯を奥にずらし、スペースを作る方法です。これも骨格の問題で、できない方がいます。インプラント矯正にも、用いられることがあるので、前歯を前に出す方法よりは、NGの方が少ないです。
歯を抜かない矯正は、確認事項がとても多いです。例えば・・・「骨格」「年齢」「口元」「歯並び」「治療期間」など・・・。担当の医師とよく相談をしてください。